ボランティア団体の誕生
2016年4月14日熊本県を震源とする熊本地震が発生し、九州の各地に甚大な被害を生じさせました。そして私たちの住んでいる南阿蘇村も大きな被害を受けました。
私たちの活動はその発生直後の混乱の中から始まりました。困っている人が居るから、何とかしないと。その思いを胸にがむしゃらに活動していました。その中で気づいたことは「助けを待つだけではなく自分たちの足で復興に向けて歩き出さないといけない」ということでした。
そしていつからか、「村民の方と一緒に復興に尽力する! 」これをスローガンに行動するボランティア団体になりました。
ボランティア団体としての活動
私たちの活動は多岐にわたります。今まで行ってきた具体的な活動としては、

物資支援
必要なものを必要な人へ。村民が中心になった団体だからこそ出来る物資支援。

瓦礫土砂撤去
貴重品の取り出しのための瓦礫・土砂撤去、解体前の家財道具整理など、有資格者を中心に実施します。

農地再生
田畑に流入した土砂を撤去し、南阿蘇村の農業を盛り上げていきます。

農業支援
崩れた田んぼの畦道を補修する、ハウスの張替、収穫手伝いなど、農家さんのニーズに応えます。
その他の活動としては、
- インフラ復旧(道路整備や水道管の仮設、揚水ポンプの設置など)
- 被災者のテント設営用地確保のための木の伐採と整地
- 二次災害防止活動(土嚢作成や倒壊の危険 性のある家屋の一部解体など)
- 家屋の一部修繕(屋根瓦下ろし、ブルーシート養生、傾いた家屋のジャッキアップと牽引など)
- 被災者の引っ越しお手伝い
- 全国からのボランティアに対する宿泊施設の提供(食事や寝具など)炊き出し
- 村民の方に向けたイベント開催など。
南阿蘇村公認のボランティア団体へ
私たちの団体は、南阿蘇村で生活をしていた者が多数を占めています。そして必ず南阿蘇村を村民と一緒に復興するということを一番に考えて地震発生から様々な活動をしてきました。
地震発生から1ヶ月半が経過しようというその時に大きな動きがありました。
私たちの活動の成果と姿勢が南阿蘇村からも認められ、 私たちの団体は「南阿蘇村公認ボランティア団体』となることができました。
私たちの今後
南阿蘇村公認団体となれましたが、まだまだ復興までの道は遠いです。私たちのスローガンでもある「村民の方と一緒に復興に臨む」姿勢はそのままに今後も様々な活動を行っていきます。